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「よさこい地方車における電気の知識」

 
Last updated 2022-09-02  (作成継続中)

  はじめに

これまで長年の現場経験を基に、地域のイベントやよさこい地方車を中心に、イベントを主催する人、出店する人、電気のことがよく分からないまま使っている人へ向け「イベント現場に必要な電気の知識」について書いていきます。書いている内容はすべてが正しいわけでなく、これを実行すれば事故も起こらず安全というものではありません。条件や環境の異なるイベントで知識の糸口として書きますので、あとはご自身で調べ、自分の責任で活用してください。
 
電気は便利ですが、とても危険なものです。取り扱いを誤れば一瞬で機器を破損させるに留まらず、怪我や火災、最悪の場合は人命を奪い、イベントを中止せざる得なくなります。そう言ったことにならない様に日頃から正しい知識を身に着け、安全に業務が遂行できるよう努めましょう。
 
ここに書かれていることが原因で招いたすべての損害やトラブルなど、何ひとつ責任は負えませんので、その点をご留意され、お役立ていただければと思います。
 
「これ間違ってるよ~」と、いう箇所の指摘や感想などがございましたら、下記に設置のフォームからお寄せいただければ嬉しいです。

 よさこい地方車

▼発電機の積載
「電気取出口の向き」と「操作パネルの位置」ばかりを気にして向きを決めると、燃料が給油出来ないといった悲劇が起こります。地方車でよく使われる45KVA発電機の場合、長い面に給油口のあるタイプもあり、何も考えずに載せてしまうと給油口が運転席側になり給油できなくなります。「電気の取出口」、「操作パネル」、「給油口」の位置をよく確認してから載せましょう。
 
▼電気の取出口は養生しましょう。
作業が楽だからとカバーを外すのは危険です。地方車の中で金属製のスタンドが接触して火花が散るのは笑えません。感電事故を防ぐ意味でもしっかり対策を講じましょう。
 
▼発電機でよくあるトラブル
見た目がよくないと発電機を布で覆ってしまうチームを時々目にします。発電機は煙突部の周辺だけが吸排気口でなく本体の周囲にも吸気口があるので気を付けてください。肝心な時にオーバーヒートして直ぐに再始動できなくなります。万が一のトラブルに備え、発電機周辺は綺麗にし、扉を開けるなどメンテができる状態にしておきましょう。また、発電機の修理ができない場合、交換で対応することに備え地方車を設計しましょう。それも出来ない場合は人力で積載できる5KVA前後の発電機を複数台用意し音響だけでも動かしましょう。
 

本番2日目早朝の交換作業

 
▼発電機は燃料満タンで何時間使用できるの
車と同じで負荷が掛かれば燃料を多く消費します。アイドリングの状態と極端に違うので適時確認するようにしてください。半分を切ったら給油することをお勧めします。
 
▼電気の取り出しは
電気資格をもった経験者に依頼してください。特に取出口でつなぎ間違えると機器を破損させます。過去には年配の音響さんが分電盤を誤って接続してモクモクと煙が上げたことがあります。つなげばいいというものではありません。各相のバランスも大切です。ネジを締めた!工具を使わずに指で〆たという人がいて端子台を燃やしていました。(笑えない現実)反対に、ボルトを締め過ぎてねじ切ってしまう人もいます。締めて「キッ!」と音がしたらそれ以上締めてはだめです。加減を文字で伝えるのはむつかしい。
 
▼地方車で使用する発電機は建設機器レンタル会社から借りる場合が殆どだと思います。電気環境の悪い建設現場の使用を前提としているのか、電圧が高めに設定していることが多く、パネルのつまみで100Vまで下げられないことがあります。レンタルする場合はイベントやよさこいの地方車で100V電源として利用することを伝え、100Vで使えるように調整した状態で借りるようにしましょう。運転周波数は50Hzから60Hzの範囲であれば、関西で使用するから60Hzにしないとダメという事ではありません。電圧を下げるために50Hzになっても問題は無いでしょう。60Hzで使用すると多少出力は増しますが燃料も消費、騒音も増します。
 
▼地方車2トン車であれば25KVA、4トン車であれば45KVAが多い
最近は消費電力の少ない効率の良いアンプやLED照明の普及で、必ずしも45KVAが必要なのかは疑問がありますが、25KVAと比べて45KVAの方が静かな気がします。大きい方が余裕があるので安心です。
 
▼発電機の試運転
積載前にレンタル業者さんが確認していると考えますが、出来るだけ早い時点で運転して動作を確認しましょう。
 
▼発電機の鍵を無くすと大変
盗まれると大変 悪戯されると大変 いろいろ心配事が・・・
 
▼発電機のパネルをスマホで撮影しておきましょう
後々のためにも、電圧、水温、燃料など
 
▼精密機器を使う場合は無停電電源装置(UPS)を
予期せぬ停電や、入力電源異常が発生した際に、電源を供給する機器(負荷機器)に対し、一定時間電力を供給し続ける方法を取りましょう。全体をバックアップしないまでも、音源の再生装置などに利用すれば瞬間的な電源異常で最初から再生しなおすという事態は防げます。
 
▼発電機のトラブルに備えて
イベント開催中のレンタル会社の対応時間、電話番号、夜間や休日の修理対応を確認しておきましょう。
 
▼発電機の固定
高知の場合は固定していないチームが殆どですが、万が一に備えて固定するに越したことはないでしょう。
 
▼発電機は運転したまま
高知のよさこいチームの多くは昼食や夕食で地方車を長時間離れる以外、発電機は運転したままです。経験的にその方が安全で安心と考えるからです。演舞がスタートする直前で始動に失敗すると悲惨です。
 
▼ケーブルの圧着端子は
10mmから12mmの間、25KVAなどは8mm、45KVAは10mmのボルト端子の発電機が多いです。よさこい地方車では、音響、照明、雑電源と場合によってはそれぞれ業者も異なるのできちんと合う端子で接続しましょう。45KVAの場合は12mmを付けておくと無難です。とりあえずと端子の一部をカットして無理やり接続するといつか後悔します。よさこいのためだけにコードを切って端子を付けなおすことができない場合は、KIV電線などで端子サイズの変換(12mm変換コード+端子台)のモノを作っておくと様々なシーンに対応でき便利です。

▼発電機の電圧調整はいつやるの
音響が鳴っている状態で適切な電圧であることが望ましいですが、照明など電気を大量に消費する負荷が掛かると電圧が下がったりします。それを防止するために発電機には自動電圧調整装置(AVR)があり正常に動作すれば電圧変動が極わずかで済みます。古いタイプでは追従できないものもあり、過電圧でパーライトのランプを全てダメにしたという話もよく聞きます。最近はインバーター電源を内蔵したLED照明器具が増えて、その辺りの心配事は少し減っています。
 
▼テスターの電圧は正しいのか
デジタルテスターでは少しの違いが気になるものです。自分のテスターでは104V、別の人のテスターでは103V、よくあることです。出来るだけ信頼できるテスターを用いて測定してください。正弦波でない発電機やインバーターの正しい電圧は、安価なテスターで測定することはできません。
 
●地方車での電圧は104V前後に設定している業者が多いです。
 
▼イルミネーションなどで漏電
屋外対応でない製品での漏電・感電事故やトラブル発電機が停止に追い込まれる事態も起きています。発電機の挙動がおかしいけど、原因が分からない場合、第一に音響機器を優先させ照明やイルミネーションなどすべてを一括に解決させず切り分けて対応しましょう。

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